米津玄師 (Kenshi Yonezu)
Plazma
​[米津玄師「Plazma」歌詞]

[Intro]
もしもあの改札の前で
立ち止まらず歩いていれば
君の顔も知らずのまま
幸せに生きていただろうか

[Verse 1]
もしもあの裏門を越えて
外へ抜け出していなければ
仰ぎ見た星の輝きも
靴の汚れに変わっていた
寝転んだリノリウムの上
逆立ちして擦りむいた両手
ここも銀河の果てだと知って
眩暈がした夜明け前

[Pre-Chorus]
聞こえて 答えて 届いて欲しくて
光って 光って 光って叫んだ
金網を越えて転がり落ちた
刹那 世界が色づいてく

[Chorus]
飛び出していけ宇宙の彼方
目の前をぶち抜くプラズマ
ただひたすら見蕩れていた
痣も傷も知らずに
何光年と離れていても
踏み出した体が止まらない
今君の声が遠く聞こえている
光っていく
[Bridge]
改メ口の中くぐり抜け
肌を突き刺す粒子
路地裏の夜空に流れ星
酷く逃げ惑う鼠

[Verse 2]
もしもあの人混みの前で
君の手を離さなければ
もしも不意に出たあの声を
きつく飲み込んでいれば
もしもあの改札の前で
立ち止まらず歩いていれば
君はどこにもいやしなくて
僕もここにいなかった

[Pre-Chorus]
あの日君の放ったボールが額に当たって
倒れる刹那僕は確かに見た
ネイビーの空を走った飛行機雲を
これが愛だと知った

[Chorus]
飛び出していけ宇宙の彼方
目の前をぶち抜くプラズマ
ただひたすら見蕩れていた
痛みにすら気づかずに
何光年と離れていても
踏み出した体が止まらない
今君の声が遠く聞こえている
光っていく