鬱P (Utsu-P)
宇宙人のアイラブユー (An Alien’s ”I Love You”)
[鬱P「宇宙人のアイラブユー」歌詞]
私は生まれた時から 目が三つで手が四つで肌は緑色
貧しくも温かい家庭ですくすくと健やかに育ちました
初めてのお友達は 桜木が美しい幼稚園で会い
あなたのお母さんが 眉をひそめていたのが見えたけど
やがて年を重ねても 少しだけ見た目が違う私と
変わらずに絶やさずに 思い出重ねてくれました
アイラブユー アイラブユー
アイラブユー アイラブユー
こんな気持ち初めてです
赤い実がはじけた春先
だけどこれ以上近付けない
私には『資格』がないから 嗚呼
周りの子達がやがて よそよそしくなる頃 あなたも消えた
その日は今も覚えてる 特注の体操着が失くなった日
学び舎の中でみんな 嘲笑いながら私の物真似をした
その行為は愛情と信じて 私は顔で笑う
アイラブユー アイラブユー
アイラブユー アイラブユー
あなたが好き それだけで
あなたの周りがぐちゃぐちゃになる
だから好きになってはいけない
私には『資格』がないから 嗚呼
「人はみな愛される権利を
生まれながら誰しもが持っています」
何回も春が過ぎた部屋でひとり 響くラブソング
寂しくないと言えば嘘です
わたしは 獣じゃない
植物じゃない 人間です
アイラブユー アイラブユー
アイラブユー アイラブユー
四畳半で起き上がれず 窓を見たら外は春先
枯れてしまった桜木から 命の気配はもう無い
あなたは今どこにいますか 私の事覚えていますか
人を好きになってはいけない
私には『資格』がないから
さよなら ありがとう
であえて よかったな
しかくは ないけど
さいごに アイラブユー