須田景凪 (Keina Suda)
色に出ず (Iro ni Izu/Internal Thoughts Appearing In The Attitude)
[須田景凪「​色に出ず」歌詞]

あの日去った青空は
何処か濁って映っていた

どのみちもう定かでない
頭の中の景色だから

気にも留めない
街路樹の色
共に赦した小部屋の孤独
あなたの体温が思い出せないの
いつからだろうな

あなたは何処で何をしているの
何を見て何を感じて
生きているの嗚呼
あの季節に僕はまだ取り残されて
冷たい風を浴びている

あの日酔った人混みで
あなたを未だ探している

変わってしまった街の中
変わる事がただ怖かった
心許ない
青枯の日々
確かなうつつを見過ごしては
あなたの影を見失ってしまった
古い記憶みたいに

あなたは何処で何をしているの
誰を見て誰を感じて
生きているの嗚呼
あの日暮れに僕はまだ取り残されて
眠たい風を浴びている

この街は浴槽みたいだ
すぐに流れ溢れゆくばかりだな
でも何故か愛してしまうよ
冷えてゆくばかりなのに

あなたは何処で何をしているの
何を見て何を感じて
生きているの嗚呼
あの季節に僕はまだ取り残されて
冷たい風を浴びている
しのぶれど色に出ず